地域の風土と気候や耕作している個々圃場のクセみたいなモノ、一年通して多品目栽培でのおさえる部分やリズムが少し分かるというか感覚的に身体的にもさわりの部分に慣れたと感じるようになりました。でも慣れたと思うところは一般的な事で近年起こる集中豪雨など気象変化への対応力をつける必要も多く感じているところです。前段のその感覚的な部分には新規就農された方々みなさんも何処かの時点で何かを掴み慣れを感じたコトかと思います。10年15年20年と経過した時点ではまた他の感覚が訪れるとも思っています。

新規就農から6年目を迎えた現在も非農家出身の新規就農は難易度のある事柄だと思います。私の場合は生まれも育ちも農業研修した地域でもない無縁の更に農業がそれ程盛んでない町を選び縁を感じ就農したので尚更だったかもしれません。それでも就農する地というのは今後の展開に繋がるので慎重に大胆に直感を信じ想像を膨らませ決定することが大事です。場所を決定しても非農家の新規就農者は地域の信頼なしマイナスからスタートなので条件のよい農地を借りるのが難題となります。農地を手にし栽培をはじめると、小さじほどの経験なので農業研修中のようには進みません。あの時もっと実際を想像し貪欲に取り組めばよかったと思ったりもします。そして野菜ができても栽培とは違うセンスやタイミングがあわなければ販売に繋がりません。農地を広げていくと有機栽培の場合は特に農業資材か多く必要となり万円単位で出費がかさみます。さらにそれに見合う農業機械も必要となります。そして資材や機械がどんどん増えるので保管する場所確保も必要となります。そうやって新規就農には小さい波大きい波の課題が次々と訪れます。早くタイミングよく波に慣れ流れに乗れる方も多くいると思います。昨年の年初めには5年目が始まる時点の区切りとして再スタートする時だと自覚したのですが、現在5年の経験を踏まえた時間が波にもまれる農家の慣らし期間だったように感じています。私の場合は資金をあまり掛けずに露地栽培での規模拡大と経験蓄積を同時進行した結果、前段階に時間がかかりました。それでもタイミングと運を味方にここまで5年きました。今後数年では集積と規模拡大と効率化を図りもう一段階上の景色と思いを味わおうと思います。就農した地域、作型、野菜品目、人柄、タイミング、能力、人脈、資金など様々な要因で慣らし運転の期間は大きく変わると思いますが、また農業だけが特別ではないがコツ・勘・リズムなど初期感覚を掴むのに3〜5年ほどはかかるモノではないでしょうか。

では実際に農家として慣れを自分に思わせるとはどういう部分なのでしょうか。野菜栽培では、土地に合わせた野菜の播種日や方法、栽培量、品種選定など年間見通しての栽培計画と実践。各野菜への仕立てや手を入れるタイミングや力の入れようと理解の仕方。先で何がどの様にどの程度必要とされているのかの想像と実際とのマッチング。マッチングが少し前にあっても続けていくことで合わせる気持ちの持ち方。農業を始めた頃の仕事を通して覚えた感動と現在の感覚との相違。消費者と生産者としての自分との思いの距離の広がり。感覚的な部分を文字で表現する難しさでどういうモノだということが伝わりにくいですが、日々触れ試行した数と経験と復習がその土地で自分にあった栽培の仕方と気持ちの変化をもたらし様々なプロセスに慣れ各自が思い描く農家に近づいいくのだと理解しています。栽培すること自体にまだ右往左往している段階の6年生農家は、今後栽培という段階の殻を抜け出し、次のステップへ移行し時代をプロ農家として生きていきます。

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