やさいのお話し

  豊能町内で小麦・卵・乳製品ゼロのお菓子工房されているプラスニコさんご依頼で「やさいのお話し」を箕面市で開催してきました。野菜の違いについて話して欲しいとのことで「有機野菜と無農薬野菜の違い」「慣行栽培と特別栽培の違い」「有機肥料と化学肥料の違い」「なぜ無農薬有機肥料で野菜栽培しているの?」「美味しい野菜とは」5つのテーマに沿ってお話してきました。参加されてたのは15人程度の女性とそのお子さん達で皆さんとても真剣に聞いてくださいました。質問もしてもらい野菜に興味をもっている方がたくさんいらっしゃるのが分かって嬉しかったです。遺伝子組換えとF1種と在来種固定種など種の質問など分かっている範囲でお答えしました。野菜のこと農業のことを知っていただき、野菜購入時に「旬」「鮮度」「栽培の違い」などを少し気にしてもらえればいいなと思います。また野菜セット販売や配達している小さい農家がいることも知って頂ければいいなと思います。豊能町の周りの箕面市止々呂美地区や能勢や吹田には若い有機農家がいらっしゃいます。私も含め小さい農家ですが、個々こだわって無農薬で野菜を栽培しています。    ...
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3・4月は種まき季節

3月も後半になり山の上の豊能町も暖かくなってきので様々な種類の種を蒔いています。5月からの野菜セット発送再開に向けて直接畑への種まき(直播)小松菜、水菜、大阪しろな、紫水菜、ルッコラ、カブ、ニンジン。苗づくりのトレイやポットへの種まきはトマト、甘長トウガラシ、ピーマン、ナス、ミニ白菜、キャベツ、ズッキーニ、南瓜などなど。小さい育苗ハウスの中はだいぶ混雑してきました。 苗を育てる育苗では今シーズンより電農マットの農業資材を使用したり水のやり方を変えてみたり、少しですが実験中です。電農マットは種を蒔いたトレイやポットをホットカーペットの様なマットで温めることで発芽と成長を促します。結果は昨シーズンの無加温より発芽時間は早く発芽もある程度揃いました。これは春の育苗に必要アイテムになりそうです。散水の水は今まで通り小川の水を汲んだポリタンクを太陽光で少し温めてから使っています。できるだけ苗の根にストレスを減らす作戦です。こちらの効果は不明ですが、良さげに思うことは続けています。種まきの段階でポットやトレイに土を入れて種を蒔く前に水をやるか、それとも後にやるか。上から水をやるのがいいのか下からがいいのかなど実験しています。こちらはまだどのやり方がいいのか検討段階です。わたしは、まだ経験が少ないので色々な方法をとりあえず試し自分に合う方法を見つけ出す作業をしています。 種まきは簡単な動作で誰でもできる簡単な作業です。そうなのですがこれを自分で考えやってみると、どんな品種の種を?どこに?いつ種を蒔き?どの土を使い?どのぐらい土を掛け?どのぐらい水をやるのか?いつ水をやるのか?など栽培のタイミングや品種の選定、資材の選定、栽培している地域の気候、その年々の違いなどの把握が必要になります。その為には様々な経験と体験が必要だとつくづく感じます。   2017/3/26 曇りのち 小雨 12℃/1℃...
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スピードアップ準備中

山の上のわだファームは結構な量の雪が降っています。うっすら積雪+朝の7時半も大粒のなごりゆき。とても寒いのですが畑の白梅は咲き出し草花も芽を息吹かせて完全に季節は春に変わっています。畑にはハクセキレイなど様々な鳥が来るようになりました。もうしばらくするとカエルや虫たちも出てきて賑やかになります。野菜では水菜、しろ菜、山東菜などアブラナ科の植物はトウ立ちして菜の花を咲かせています。そんなアブラナ科の野菜の菜の花はナバナとして食べることができます。その中でも白菜や山東菜のナバナは絶品。茎の部分が甘くてこのナバナを一度食べると他のナバナは物足りなくなるほどです。この時期お客様に野菜セットをお送りできないのが残念で仕方ありません。上の写真は先日の山東菜。 春が訪れているので農作業はスピードアップ。スピードアップに貢献してくれているのは先日導入したトラクターオプション部品のサイドリッジャー。感謝&感謝&感激のいい感じの畝が作れました。購入検討される方参考までに、ロータリー幅130cmで、畝幅70cmの畝ができありギリギリ15cm間5穴マルチの幅に対応できます。おかげさまで細長い段々畑の端から端まで畝にできて栽培の無駄もなくなります。できあがった畝はビニールマルチを張り種まきと植付けの準備をします。黒いビニールのマルチシートをかけることで太陽熱を吸収しやすく土の温度が上がり種の発芽を助けます。また保湿・保温性があり発芽と生育にも良く雑草対策にもなります。ビニールマルチを張り撤去する手間とコストがかかるのですが、それ相応以上の効率アップと効果が得られるのです。この時期は5月の野菜セット発送再開に向けて、どんどん畝を立てそれと並行して種まきして夏野菜の苗準備も進めていきます。   2017/3/15 曇り 時々 雪 8℃/2℃...
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ジャガイモ植付け

ジャガイモの植付け方は地域や農家によって様々。種イモを土に埋めるだけで簡単そうな栽培だが中々奥が深いジャガイモです。植付けの時に土が湿り過ぎでは発芽も生育も悪く土の状態を選びます。また芽が出てから遅霜にあたると一旦枯れてしまうので注意が必要です。遅霜に当たらない為には遅く植付けた方が良いのですが、遅すぎると収穫量が少なくなります。今年は昨年より9日間早く、昨年同様の方法深植えマルチで2種類キタアカリとグラウンドペチカを植付けました。種イモを深く植付けてビニールマルチを張ることで土寄せ作業なし草取り作業なしの栽培方法です。この栽培方法では芽出しと言って種イモをちょっとだけ芽を出させてから植えると上手くいくように思います。種イモの大きいものは半分に切って2日間ほど断面を乾燥させてから、植付けます。今年のジャガイモどうなるでしょうか。 2017/3/11 晴れ 時々 曇 10℃/0℃...
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畝を立てる新アイテム

ずーっと欲しいと思ってた「トラクターの後ろに取り付けて畝を作る部品」ついに農機具屋さんから購入しました。農業機械のオプション部品は実際に使って試せないし、高価なものなので購入まで色々調べてみます。本当なら使ってる人から直接聞きたいし試させてもらいたいところです。一番気になる欲しい部品「佐野アタッチメント研究所DV15N-RM」は豊能町の土質だと小さいトラクターでは役不足っぽい。インターネットでもイマイチ畝立て整形部品の情報は少なく、どれにしようかと散々迷った末に我が農園の小型トラクターでも使えそう!?現状のわだファームにはぴったり!?と思った小川農具製作所のサイドリッジャーという商品に決めました。農機具屋さんに取り付けセッティングしていただき、今週末から始まる畝立て作業にちょうど間に合います。早くキレイな畝ができればもっと野菜の栽培量を増やせます。上手に畝ができることを願います。お願いしまーす農業の神さまきれいな畝ができてください。将来的には、もう少し大きなトラクターと脱着が簡単な専用の畝を立てながらビニールを張れるモノにしたいですが、2〜3倍の栽培面積になった頃に考えたいと思います。 神頼みだけではいけないので自分でできること、新アイテムを使う前に春恒例のトラクターオイル(memo:2.1L)交換と土を耕すロータリーの爪を一部交換もしました。タイヤの空気入れ、稼動部分にグリスを塗ったり、拭いたり、エアクリーナー清掃したりトラクターのリフレッシュ&メンテナンス&いつもありがとう。また今シーズンも元気に働いていただきます。よっ働き者!!   2017/3/8 晴れ 時々 曇 8℃/-3℃...
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コツコツと

2月中にしたいなと思っていた畑を耕す作業は、雪が度々降ったり雨が降ったりで作業に入るタイミングないまま3月になりました。露地栽培は施設栽培と違いどうしても天候とのタイミングを計りながらですので、予定していた通りになかなか進みません。あっーとイライラしても焦って無理に進めても逆効果ですし、できることから順にコツコツ進めています。   コツコツ作業の一つは夏野菜の片付け&冬野菜の片付けです。夏野菜のオクラ・バジル・大葉・ナス・ピーマン・空芯菜など秋に刈って乾燥させていたものを集めて燃やして土に返します。できるだけ畑の外に持ち出さないで作ってた畑へ戻すようにしています。あとは冬野菜のキャベツ・白菜・人参・大根・かぶなどのビニールマルチをはがす作業などを進めます。農業では種を蒔くのは当然大切な仕事ですが撤去や片付け整理の作業が多く時間もかかり、この作業を怠ると次の作付けに影響します。地味ですが大事な仕事の一つなのです。     コツコツ作業の二つ目は水はけ対策です。豊能町の農地はほぼ全て田んぼです。もともと稲作用なので水持ちが良く水はけが悪いところが多いのです。そういう水はけが悪い畑は明渠(めいきょ)と言って隅に溝を掘って水が溜まっても流れる通路を作ります。大規模農家はこんな作業も機械でするようですが、小規模農家は溝掘りにコストは掛けれませんので鍬とスコップで人力作業です。農業には土木工事作業も不可欠なのです。   コツコツとやってましたが、3月になり色々な作業は本格的に動き出し農繁期突入しました。昨日は1日中少し雨が降ったので、今日から晴れが続くのを期待し今日もコツコツ進めます。   2017/3/3 くもり時々晴 8℃/-1℃...
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