春の種まき開始しました

春の種まき開始しました

例年とても寒い2月ですが、今年の豊能町で積雪があった日はとても少なく気温も昨年より高いようです。野菜の方は、ニンジン・大根・さつまいも・ハウスで栽培した小松菜などを直売所へ出荷しておりますが、もうすぐ冬野菜の出荷は終了となりそうです。 2月といえば種まき作業開始です。今年はサニーレタスから始まりました。そしてブロッコリー・キャベツ・大根と5月頃収穫の野菜を育てているところです。そして2月の中盤からは春野菜から、だんだんとナスやピーマン・トマトなど夏野菜の種まきに入っていきます。苗を作る育苗(いくびよう)は野菜栽培では難易度のある仕事のひとつです。苗半作(苗作りが野菜栽培の半分を占める)という昔からの言葉があるくらい、良い苗作りが重要なのです。苗のよしわるしで収穫できる量や味に違いが出るのです。今年でわだファームは4年目ですので、まだ育苗経験は初級レベルです。これぞという自信を持ってできるように早くなりたいものです。それまでコツコツと種を蒔いて経験積んで研究です。 この春作の栽培から、5反(5,000㎡)から1丁 =1ha(10,000㎡)に耕作面積が2倍になりました。キュウキュウに植えてた今までよりも、余裕を持てるようになりそうなのでとても嬉しいことです。作業も2倍になるので気を引き締めていきましょう。さらに今後もあと少し広げていこうと思っています。 今後のわだファーム、30m程度のビニールハウスを3棟立てることと、メインとなる使いやすくいい環境の圃場の獲得を目標としています。また、わだファームを始めてから無農薬での栽培をしてきましたが、この春の栽培から有機JASで使用が許可されている農薬を使って栽培と特別栽培での栽培テストを1,500㎡の圃場で始めます。ここに至った経緯は、昨年の自然災害(豪雨・台風)での作物への被害が大きく、その後害虫ダイコンサルハムシの被害で白菜やキャベツなどアブラナ科の野菜が色々と全滅しました。この状態が続くと農業経営が厳しくなると痛感しました。生活(野菜出荷)していく為の一つの策として農薬を使う選択をテストすることにしました。将来的には無農薬栽培の圃場と特別栽培の圃場をしっかり分けて、50:50程度の出荷割合になるような栽培計画にしていこうと思っています。でも栽培方法が少し変われども、わだファームは美味しい楽しい野菜を作りたい!!との思いで野菜栽培に取り組むカタチは変わりません。 ...
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2018年最終のおまかせ野菜

2018年最終のおまかせ野菜

今シーズンのわだファームおまかせ野菜セットの発送は最後となりました。玉ねぎ、水菜、春菊、カブ、大根、ミニキャベツ、紅心大根、サツマイモ(紅はるか)、カラフル人参、人参の10品目。次の発送は2019年5月再開予定です。 6月18日に大阪北部地震、7月4〜8日の集中豪雨、その後1か月降雨なし、9月4日の台風21号通過、その後梅雨の様な9月〜10月上旬と様々な自然の厳しい面を痛感する2018年になりました。幸いなことに家族は怪我なし、家、施設など被害は極最小になりました。でも、栽培している野菜はといえば予定していた半分も収穫できない結果となってしまいました。今年の自然災害には、もう少し迅速な対応や前もっての対応をできないものかと考えさせられました。また、自分自身の体調のことでは2月に2回インフルエンザにかかり、3月には肋骨骨折と一年中何かと不都合の多い年でした。日々の体のメンテナンス(ストレッチやトレーニングや食事??)、日々コツコツと野菜たちに向かう姿勢が自然に向き合う農業にとって最大の効果が出るように感じました。 色々あった2018年の良かったことを考えると、一番は農地面積が1haに拡大できること。パチパチ。耕し種を蒔く場所が広がるのはとても有り難いことです。そして今後は、できるだけ作業効率がいい、水はけ日当たりgoodな農地を手に入れて、そこをメインで野菜栽培すること。ビニールハウスを建てる農地の確保が目標になりました。二番は8月から木曜日の野菜配達業務が始まったこと。自分の野菜と町内農家数名の野菜を毎週決まったところへの配送業務をする様になりました。安定した出荷先が増えるので野菜栽培へさらに力を注げます。三番は「とよの就農支援塾」の圃場管理作業や「トヨノノレポーター」の町内活動を通して様々な方との出会いです。 良かったことのすべてに様々な方々のご厚意や思いがあり、それらが繋がって見えるカタチになってきています。いっぱいの感謝を力に変えて前へ前へ、たまに斜めへ進む原動力に変えさせていただきます。さあやるぞ2019年。 2018/12/28 晴のち曇 6℃/0℃ ...
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夏をこえ秋に向かって

夏をこえ秋に向かって

4ヶ月ぶりのBLOGの記事を書いています、写真は大雨前の下の畑。夏野菜のほとんどが順調に生育していたところの大雨でほとんどの野菜にあまり良くない影響が出ています。また周辺では農道や法面の崩落がみられます。野菜は、インゲン・トマト・リーフレタス・コリンキー・バジル・ヤーコンは全滅です。ピーマン・甘長とうがらしの収穫量は半減しそうです。その他の野菜も花が取れたり、葉や根が痛み出荷再開には少し時間がかかるかもしれません。でも幸いなことに畑には崩壊などの被害はなく、そのまま継続して野菜作りはできそうです。また、現在契約してもらってる方への「わだファームおまかせ野菜セット」の出荷は少し品目が少なくなると思いますが通常通りおこなえそうです。気持ちを切り替え秋に向かって種を蒔きます。 2018/7/10 晴のち曇 31℃/21℃...
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春夏野菜の準備

春夏野菜の準備

暖かくなってきました。冬がとても寒かったので、あたたかな気候はとても幸せを感じさせます。はるしあわせ〜っとのんびりしたい気持ちはありますが、春の作付けは本番を迎えています。今週前半から畑を耕うんし堆肥散布し春夏の畑準備を進めています。ジャガイモの植付けから始まり、週末から来週の雨が降る予報なので、ニンジン、ゴボウ、春菊など種撒きをしました。来週からは育苗ハウスで育苗中のキャベツ、白菜、レタス、カーボロネロ、ブロッコリーなど植付けが始まります。 2018/3/16 晴 20℃/10℃...
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送料値上がりのご連絡

大変心苦しいご連絡になります。ついに、わが農園にも(こなくていい)送料の値上げの連絡が郵便局からありました。しかも50%以上の大幅値上げになりました。日本郵便株式会社の人件費単価の上昇等に対応し、引き続き安定的なサービスを維持していくためとの説明を受けました。納得できませんが、小さい農園にはどうすることもできない状況になりました。しかしながら配送会社はパートナーですし丁寧に配達していただかないと野菜セットのサービスができなくなります。5月発送分より送料込みの新価格でのサービスとなります。全体的に300円程度の値上げになります。ため息しか出ませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 2018/3/12 晴 13℃/-1℃...
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2018年

皆様あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 大阪・豊能 わだファーム4年目になりました。大阪で農業を始める時に、4〜5年目の2年間はわだファームを仕事として持続していくために重要だと考え活動してきました。その時期に入っていくことになりました。2018年は野菜栽培・それ以外も挑戦する予定となっています。新しい取り組みが形になることが決まり次第、報告させていただきます。そんな2018年ですが慌てることなく、着実に一歩二歩と前を向いて足を進めていきます。 どうぞ皆様よろしくお願いいたします。...
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焼き芋が美味しい今日この頃、2017年振り返る

12月焼き芋食べてますか。2017年もあと10日余りになりました。思いおこすと2017年は出会いと再会の年です。豊能町という町に移り住んで3年、この町をきっかけとした多くの出会いがとってありがたい一年でした。豊能町で始まった新規就農支援「とよの就農支援塾」5月より圃場管理等で参加しています。その就農支援塾で沢山の素晴らしい方々とお会いしています。その延長線上で、7月にはヤンマープレミアムマルシェへ呼んでもらい大丸梅田での販売を経験しました。9月には宮城県の新農業人の農家の皆さんにお会いすることができて、宮城では宮城仙台のやる気を沢山頂いて帰ることができました。10月より農産物加工の講習に参加させていただいています。この豊能町の新しい取り組みのお陰で沢山の出会いがありました。就農支援塾圃場の近郊の方々は親切で温かく迎えていただき、塾生の皆さんはとても大人で魅力ある方ばかりで、本当に感謝の一年です。皆さまご指導と優しいご鞭撻よろしくお願いします。 9月からは豊能町シティープロモーションの「トヨノノレポーター」講座(全8回)に参加。トヨノノレポーターとはレポーター養成講座で、プロモーションやブランディング、文章の書き方から撮影の仕方、取材の仕方などを学び、豊能町の日常の魅力を発信していくものです。現在もこちらの講座に参加中です。トヨノノレポーターではカメラマンの田中さんはじめ懐かしの方との出会いがあり、またまた町内外の豊能町好きな方々との出会いがありました。トヨノノレポーターのタマゴは50数名。わたしは豊能町農業の魅力を発信するチームに所属していて、楽しい10代〜70代の仲間ができそうな(できた)予感です。詳細は未定ですが、トヨノノレポーターはWEBサイトが来年立ち上がり、こちらのWEBサイトに7項目のジャンル分けした豊能町の日常の魅力を掲載する様です。私は豊能町内の農家や農業や農に関わる魅力を発信していく予定です。その他には「やさいくらぶ」という食と農の連続講座でお話しする機会をいただいたり、デザイナー時代の知人から久しぶりの連絡で「MARU MIDORI マーケット」出店の声をかけてもらったり、またそのMARU MIDORI マーケットでも素敵な出会いがあり、本当に今年は出会いの年でした。多分この2017年が再スタートなのかと思うし、核になるなものではないかなと勝手に思っています。それほど今年の出会い素晴らしい出来事です。 こんなピカピカ輝いた年ですが、、、肝心の野菜栽培は農業研修時代から見ても一番良くない年でした。長雨、集中豪雨、日照不足、台風、秋の低温。自然の大きな変化への対応力のなさを痛感する年でした。現在の冬野菜の状況も非常に悪いです。9月の植付け大失敗そして10月の台風が通過してからかなり状況一変してしまいました。「おまかせ野菜セット」を2月いっぱいまで発送することができるか不安なところです。本当なら失敗記事を書いてもしょうがないのですが、今年は超大失敗なので記録の為にも書き留めておくことにしました。あの野菜栽培が下手な年があったから今がある!と数年後思える様にするのが今の目標です。 農業関係でいいこともあります。12月はじめビニールハウス完成しました。このハウスは野菜の苗を育てる育苗メインのハウスになります。夏頃に長い間使っていなかったハウスごと農地をお借りして、草を刈り中のゴミを片付けてやっとビニールを張り直すことができました。長い間使ってなかったのでハウスの土を掘るとドクダミ、シダ、スギナの地下茎がびっしり生えています。除草剤は使わないのでスコップで地下茎を掘り出すという年末大掃除を年末までの空いた時間でやっています。小型のビニールハウスだけど初めての本格的なビニールハウスなので楽しみで、子供の頃竹やぶの中に友達と作っていた秘密基地の大人版って感じです。ここでは苗の他にもミニトマト少しと秋からは法蓮草と小松菜も少し作る予定です。また、新しく借りている他の農地もあり、春から初めて作付けします。冬の間に新しいところも、今までのところも、鍬とスコップで溝掘り掘り排水対策をしていきます。   2017/12/19 曇時々晴 7℃/-3℃...
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10月11月は参加イベント色々

10月14日ぐらいから雨か曇りの日々が続いています。23日の月曜日には台風が来る様です。農家は皆できるだけの対応はしていまが台風が過ぎるのをじっと待つしかできません。あと被害が最小になる様に祈るだけ!! さて今回の記事はイベントの話です。まずは10月6日に箕面市粟生間谷西の隠れ家の様なカフェ「Neutral cafe ママン」さんで第1回「野菜くらぶ」に参加してきました。野菜くらぶは、無農薬野菜知る・食べる・伝えるをコンセプトに野菜のお話や旬野菜の料理体験(おかずやスイーツなど)みんなで安心安全な楽しい野菜ライフを送るイベントです。わだファームは「野菜のお話をする人」としての参加です。このイベントでは農家の話を聞き、簡単料理コーナがあり、マクロビランチ、デザートもいただけお土産の貰えるお得で楽しいイベントです。次回開催は12月8日(金) 10月29日(日)は「イコールフェスティバル in 中崎町」大阪市北区の中崎町で開催されるエシカル・アート・ファッション・フードのお祭りです。わだファームは中崎町ホール(野外・グルメエリア)のヤンマープレミアムマルシェのブースにて野菜販売で参加します。 11月4日(土)は初開催「MARUMIDORI market」大阪市谷町五丁目の近くのYOGA MARUMIDORIさんで開催されます。「出来るだけ自然なものを、毎日に」そんな想いからマーケットは始まります。わだファームは10時から野菜販売で参加します。 どちらもお近くにお越しの際は是非お立ち寄りください!どちらもきっと楽しいです! 2017/10/21 雨 16℃/14℃   「Neutral cafe ママン」箕面市粟生間谷西7-26-15 B1  google mapで見る 「中崎町ホール」大阪市北区中崎西1-6-8 google mapで見る 「YOGA MARUMIDORI」大阪市中央区和泉町1丁目3-3 3F google mapで見る  ...
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宮城・山形 新農業人フェスティバル

9月2日から「宮城・山形 新農業人フェスティバル」参加の為に仙台へ行ってきました。秋保温泉の近くの農産物直売所「秋保ヴィレッジ」では宮城と山形の農家の方々が農産物や加工品を販売されていまいた。秋保ヴィレッジの集客の力も借り、イベントの新農業人ブースにも沢山の方々が来られていました。こちらで販売されていた14農家の方は皆さん、もともと実家が農家ではなく新しくご自分(非農家出身)で農業をされている新農業人の方々です。全く同じ境遇で同じ農家という職業の皆さんですので一致団結盛り上がっていました。 夕方からは場所を秋保木の家に移し、販売されていた農家さん以外の農家さんや町おこし協力隊の方や新規就農を目指す方なの皆さんの前でわだファーム事例発表やパネルディスカッションで交流させてもらいました。先輩農家さんとお話できたり、新しく農家を目指す方々とも楽しく過ごせました。夜中まで話は続き、宮城県、山形県の農家の皆様にやる気をいただきました。ありがとうございます。 3日は宮城県角田市のみうら農園さんを見学させていただきました。現在、わが町豊能町で新規就農支援の「豊能就農支援塾」で農業実習講師としてお世話になってる三浦さんが営農されている三浦農園です。みうら農園では、キュウリ、カラーピーマン、ナスが収穫時期で、すべての野菜がきっちり管理されているのがわかりました。農園見学中では貴重な話を色々聞かせていただき、わだファームの目指すところを再確認することができました。三浦さんには2日間大変お世話になりました。ありがとうございます。次回訪れる時はご一緒に農作業をさせてもらおうと思いました。 今回の旅で同じ境遇の方々との交流や農園の見学がとても大事な出来事だと思いました。現在成功している方々の話を聞くこと見ることで背筋が伸びる思いです。その体験をこれからの営農に生かして行こうと感じています。またこの様な機会がある時は仙台に飛んで行こうと思います。皆さんよろしくお願いいたします。またありがとうございました。 ...
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夏の終わり

8月31日、朝から秋らしい気候と空気になりました。2回目のニンジン種まきも終わり、雨を待っているのですが、もう10日ほど降雨がありません。そろそろまとまった雨が欲しくなってきました。8月のわだファームは秋の準備がメイン作業、春夏野菜で終わってるところは片付けて全面の草刈りし圃場をリフレッシュします。その後に土の状態を見てトラクター耕うん・堆肥を撒き・畝を立てる作業&肥料撒き・ビニールマルチ張りなどなど。その後、種まきや苗の植え付けをします。その準備作業と並行で苗の準備をしています。ブロッコリー、キャベツ、レタス、白菜などは苗を育ててから畑に引っ越しです(上の画像はブロッコリーとキャベツの苗でそろそろ植える時期にきています)。秋は気温が寒くなる方に向かうので、のんびりはできません。9月10日前後には、ほとんどの種まきを終わらせて、野菜の管理作業に進んでいきます。 そんな忙しい中なのですが、9月2日から仙台へ行ってきます。目的は「宮城・山形 新農業人フェスティバル2017」です。なんと大阪の私に、これからの農家は横の繋がりも大事だと声を掛けていただき、ゲストとして参加させていただきます。ゲストということですので事例報告を皆さんの前で発表してきます。9月3日は宮城県角田市のみうら農園さんを視察させていただきます。少し息抜きと勉強を兼ねて、人生初めての仙台楽しみです。...
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